嫌がる祖母 vs 急ぐ和尚

diary

こんにちは、私です。

一昨日は四十九日本番でした。

朝8時半集合、9時開始と聞き集合時間少し早めにIN。
そこで、従兄弟の叔父さんに聞かされる真実。

「11時から和尚さん、別の家の葬式予定があるから。
 家で拝んで、墓行って納骨して、お寺で拝んでもらうから、急がんといかんよ」

な、なん…だと………??

和尚さんが次の仕事場まで移動する時間を考えると、凡そ利用できる時間は1時間半。
通常、2時間強ぐらいはかかる上、今回墓の場所が山の上。
山道も、道が崩れていたり、道が斜めになって非常に滑りやすい険しい道のり。
そして、無駄に多い親戚一同(21人)(これでもかなりの身内だけ)

しかも…

「なんで、今日に限ってこんな雨…

「昨日の夜から豪雨だったよ…ばあちゃん、逝きたくないんだろなぁ

「めっちゃ抵抗してるね」

っということで、雨でかなり足場が悪い。
足場がまだマシなルートは一応あるけど、そっちはかなり遠回り(そして、遠くて皆使わない)

そんな中、和尚さん到着。
予定9時開始なのに和尚さん到着、8時35分。
来るのめっちゃ早い。
一応全員到着していたため早めに開始。

和尚がお経を読み上げる…
読み上げる……

読むスピードめっちゃ早いな!!!

いや、急いでるのわかるが、それにしても早いなw

そして、強くなる雨音と風音。

いや、逝きたくないのわかるが、そんな抵抗せんでくれ。婆ちゃん!!!

なんだこのバトルは!!!

そんな中、和尚さんのありがたいお言葉もそこそこに(学校の高校先生同様長々と長時間喋るが、今回は1~2分で終了)…

和尚「この後、お墓行かれますか?
特に、今回は雨も結構降っていますし、別に今日必ず行かないと行けないわけではありませんので…
昔は、お葬式に納骨していた習慣がありましたが、今は四十九日に収めることが増えているというだけなので無理に今日納めなくても大丈夫ですよ

遠回しに『今日はお墓行くのやめて、後日にしようぜ』と言っている!!

叔父「いえ、行きます

ゴオオオォォォォオオオオ……!!!!!(豪雨の音)

叔父さぁぁぁあああん…!!!!!!(泣)

「そうですか、では、早々に行きましょう…」

和尚さんちょっと萎えってる!!!
行きたくないよね!!
私も今日は行きたくないよ!!!(泣)

…っと言うことで、子供たちと何故か従兄弟の末っ子の奥さん(子供扱い)(絵しりとりで子供たちと一緒に遊んでいた模様)(羨ましい)だけ置いて、墓に移動することに。

そして、皆を見ると、地元メンバー全員長靴

私と旦那と兄貴(遠出して一泊組)はもちろん長靴なんぞ持ってきていない。

え、なにこれ軽い裏切り?

…っと思いつつ、墓に移動。

斜めって草で余計に滑る道。
泥がぬかるむお手製の階段。
跳ねる草と泥が、ズボンや靴にへばりつく。
そして、まとわりつく雨と風。

さらに、墓場周りに群がる傘(身動きとれない)

ついでに、納骨とお線香つけるのに必死な声とめっちゃ早い和尚さんのお経が山に響く。

何この地獄??

そんな中、何とか納骨と線香あげミッションをこなし、また悪路を下山。

ドロドロな靴を余所目にお寺に移動。

そして、マッハで唱えられるお経。
そして、弱まる雨。

お寺を出る際には雨がほぼ止んでいましたとさ。
納骨されて祖母もどうやら諦めたようだ。

ついでに、マッハで終わらせた結果、10時20分頃に終了。

この勝負、色々な意味で和尚さんが勝どきをあげたようです。

いやぁ、今回の件で学んだ事は、和尚さんも大変なビジネスだなということでした(この後昼食抜きでぶっ通しで2件対応されたそうな)

ほなまたノシ

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